第2話

『こんな子どもが見るアニメのやついつまでも付けてて恥ずかしくないの?』


「・・・優、ご飯作ったから、ちゃんと食べろよ。」


「うん、お父さん」


「じゃあ、行ってくるな」


お父さんは、引きこもっている俺を何も文句も言わずにこうしてご飯を作ってくれている。


「・・・」


今日も正直美味しくない。


けど、頑張って作ってくれていることは分かる。


「・・・お母さん」


『優はこのヒーローのように人に優しいに人になってね』


俺は、もう学校にすら行けないよ。


________


その頃、学校では


「そんなわけない・・・よ」


「だよねー!!あの優が普通に慕われてたとか、あるわけないよ!!」


クラスメイトは今日も学校に来ない優を笑っていた。

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