第11話 Yランクに!

そうして、地下4階の風景を証拠に撮り、ダンジョンの入り口に向かった。


今日は地下3階までを攻略したから、ランクが上がるはずだ。


出口に向かうと、まずは東雲さんにダンジョンの宝を売った。


◯毒草×4

◯スライムの粉×6

◯カタツムリの殻×5

◯魔石の粉×10

◯カメレオンマント×1

◯転移の飴×2

◯ブラックウルフの牙×12

◯ガミガエルの油×9

◯スネークガン×1


だった。


「ふむ、ふむ。

カメレオンマントとスネークガンは高値が付くぞ。

買い取っていいのかい?」


「はい、構いませんよ。」


「合計14万2000円だ。」


はぁぁぁぁぁあ!?

まじでぇぇぇぇ!?


ダンジョン最高じゃん!


「あ、ありがとうございます!

じゃ、それで!」


俺は14万2000円をもらって次は神崎さんの所に向かった。


「あら、お疲れ様。」


「地下3階を制覇しましたよ!

これ、証拠の動画です!」


「あらー、おめでとう!

じゃあ、Yランクに昇格ね!

バッチ取り替えてくるわね。


リ・アンナ並みの異例の昇格よ!」


「リ・アンナ…っすか?」


「そっそっ、新しいパーティなんだけど、ダンジョンに入る度にランクを上げているのよね。

不思議だわぁ。

どうやってそんなに…

まぁ、いいわ。

だけど、リ・アンナに会ったら注意することね。

奴ら多分ダイバー殺しをやってるわ。」


ヒィぃぃぃィィ!

やばい奴らだ!


何としても当たりたく無い!


「そうなんすね…」


「そう考えると江波君もパーティを作っておいた方がいいんじゃ無いかしら?」


「なるほど…」


そんな話をしてダンジョンを後にした。


パーティ、パーティかぁ…


俺が何故シングルダイバーでやってるかって言うと、人間関係が煩わしいからなんだよなぁ。

うーーーん。


しかし、リ・アンナがダイバー殺しで、パーティ組んでるならなぁ…


とにかく帰ろう。


俺はコンビニで弁当を買い込んで家に帰った。


アパートに着き魔法ケージからふうすけを出すと、飛び回っている。

が、狭そうだ。

家もそろそろ引っ越したいなぁ。


いくら稼いでいるとはいえ…

ダイバーって社会的地位はどうなんだろ?

ローン組めたりすんのかな?


とりあえず、動画配信っと!


俺は適当に編集して、動画を配信した。


ミャー『眠りの玉でボス戦って…w』

ラルクちゃん『ふうすけの安定の可愛さよ…』

馬と鹿『ふうすけ無双!』

ダイバー・論『雷も手に入れたか。水系が欲しい所。』

Tina 『もう、全部眠らせちゃえよ。笑』

(ू•‧̫•ू⑅)『ふうすけラブ♡』

ぐへへ『結構強いな、エナミ!』


などのコメントが来た。


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