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 これには国際情勢も理由として挙げられます。昨年には第二次台湾事変がありましたし、先月には第五次ウクライナ戦争が始まりました。純軍事的・外交的見地からも危機感が高まっているのは、連日のニュースの通りです。

 これらの事情があるので、政府としては一刻も早く武器の生産を拡大して武装強化・軍備増強を図りたい考えなのでしょう。

 もちろん与党はそんなこと口に出しては言っていませんが、そこに狙いがあるのは、みんな気づいています。そのため、将来の武器輸出に繋がるようなことを阻止しようというのが野党や国会の外の市民団体のデモなんですね」


(続く)

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