4つ目 人形あるいはヌイグルミ
人形と言えば、市松人形でしょうか。それとも、フランス人形でしょうか。
どちらもホラーの定番であり、実際に髪が伸びるのもあると言うし、けっこう身近な恐怖対象かもしれないですね。
そもそも、人形には色々と役割があったりするので、それを考えると何かしら自分に危害が加わるのでは? という思いを持つ人も居るかもしれません。
例えば、身代わり人形とか。藁人形とか。
人と見立てて、傷つけたり、燃やしたり、色々と苦痛を味わわせる対象になりがちなので、傷つけたりする行為を実際に行った人からすると、人形に復讐されるかも、という恐怖も持つことになるだろうし。
そうなると、確かに恐怖の対象としても成り立ちやすいと思えるわけです。
自分としては、ヌイグルミでひとつ、実際にあった不思議なことがありまして。
かなり前に書いた「貯金箱」という話がそれです。
良ければご一読くださいw
自分の幼少時、家にあったのはヌイグルミばかりでした。動物とか、恐竜とか、そういった「人の形はしていない」たぐいのもの。
なので、怖いということは、あまりありませんでした。
それこそ幼児のころは、象のぬいぐるみの鼻を噛んで離さないので、鼻がもげそうになっている象の人形がそのまま小学校時代にもありましたw
みなさんの家には人形とかヌイグルミ、ありました?
人形やヌイグルミが登場するホラーと言えば、これも色々とありますよね。
チャッキーが出てくる話や、捨てても戻って来る人形なんかが、有名どころでしょうか。
あ、思い出しました。
これも夢なんですけど、怖くて目が覚めた後にやっぱり眠れず朝を迎えた夢です。
小学生のころなんですが、たまに母親と祖母が自分と弟をつれて百貨店へ連れて行ってくれることがありました。
そこには様々な洋服を着た、マネキンがありました。
母と祖母が買い物をしている間、弟と自分は休憩室で待つしかなく、当時はゲーム機とか携帯とかありませんでしたから、本当にもう退屈で退屈でキツかったのを覚えています。
でもその後にスカイレストランで大好物のエビフライを食べさせてもらえるので、我慢していたのを覚えています。
さて、怖いのはその思い出ではなく、夢です。
ある日、自分は百貨店で迷子になります。
気が付くと、百貨店の中には自分だけ。
ついでになぜか暗くなり、出口が見つからない百貨店内を、一人でさ迷うんです。
誰もおらず、誰にも助けを求められず。
そして目につく、マネキンたち。
口も目もないのに、笑った気がして、怖くて、動けなかったです。
そしてなぜか気が付くと、自分はマネキンの背中に背負ってもらっている状態になっていて…
ぐるり
とマネキンの首が、こちらに振り向いて…
そこで目が覚めたわけですが。
皆さんも、そんな夢、見たことありませんか?
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