第13話 当主の隠し部屋
―――――――――『気づいた?』
「むしろ俺が気づかないとでも?」
咲が寝てからある部屋を訪れた。
真っ白な空間のある場所に手を触れるとその部屋が現れた。
その人は真っ先に僕に近寄ってきて口付けた。
「…激しい。」
「好きでしょ?」
「…掴むな。出る。…ぁあっ!!…」
「大人しく『いいこ』しててもそのうちまた心に穴が空く。その時にまたあんたは
「……そうしたくないからここを作った。」
「私がいることは知ってた?」
「……。」
「なに?」
「……して。」
「なに?」
「してって!!…」
その人は僕を優しく包み込んで首の後ろに爪を立てた。
「ここではあなたらしくいればいいの。『いいこ』になんてならなくていい。」
「……お願い、して。」
「そう…泣いてお願いしたいくらい辛いの?」
「明日香!!…」
僕が名前を叫ぶと、僕にキスして強引に舌を絡めて、首に爪を立て、直接背中に手を入れて爪で撫でて来た。
僕は力が抜けて行き、明日香に支えられながら果てた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます