　いつもお世話になっております。

　自分に日本語の面白さを教えてくれた「てにをは辞典」がアップを始めております。せっかくアップしてくれているのでみなさまにご紹介したいと思います。

　そもそも「てにをは」辞典ってなに、という方も多いと思います。知名度はそんなにないかもしれない。でも、カクヨムで書かれている方なら是非お手元に置くべき辞典だと断言いたします。

　かといって中身も見ないで買えませんよね。なのでご紹介するのです。

　言葉が主にどんな言葉と結合されているか、正解か不正解かではなく用例の中から上げられたものを羅列しています。つまり、その言葉の使い方が一般的かどうかを確かめられるわけです。この辞典に用例がないからといって必ずしも間違っているわけではないと思いますが、冒険であることは間違いない。

　そんな無謀な冒険を避けるための羅針盤のような辞典だと思ってください。第１話を読むという企画をしていた頃、手放せない辞典でした。言葉を使うという行為は個人的でありながら、社会的なものです。客観的でありたくとも主観でしかないともいえます。なのでこの辞典を手放せません。

　長くなりましたが例を挙げます。

　例えば、「尽きる」

　愛想が〜、男冥利に〜、天命が〜

　選んだのはアマレビューからですが、実際に載ってます。なんとなく分かるでしょう？

　「秋」

　〜が終わる、〜が深くなる、豊穣の〜、天高く馬肥ゆる〜、など。

　自分の表現方法が合っているのかどうか、また、こんな使い方があったんだと発見の楽しみ方もあります。

　語彙が少ないなーとお嘆きの書き手の力になること間違いなし。

　お値段も結構しますが、一生モノですよ。

　……実はこのてにをは辞典の前身となる「逆引き・頭引き日本語辞典」をこれが出版される前にプレミア価格で買いました。それと比べれば大した金額ではありませんよ！

　てにをは辞典が出版されてくやしく思う一方、大幅にグレードアップして嬉しかった覚えがあります。

　是非、みなさま、お手元に一冊！

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