第十二条

BLが軽症的に扱われているから。BLというと、その界隈の怖い方々がとびかかってきそうだが、あなた方の渇きのいくばくかは満たされるだろう。誇大広告のように思われるかもしれないが、収録されたある短編に含まれるBL昏倒率はかなり高い。見識の高い読者においてはこの書が総体としてBLであるという事実もまた露わになるだろう。

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