第145話 カラスは白い

 早朝、カラスが鳴いていた。縄張り争いでもしていたのか。カラスが鳴くと不吉だと聞いたことがある。でも今日一日何事も起きなかった。とりあえず良かった。


 ところでカラスは何色? 黒に決まってる? 


 違うでしょ。カラスは白い、白いのですよ。わたしが白と言ったら白です! いいですか、カラスは白い!


 了 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る