第102話 目目連

 この部屋、何かおかしい。


 オンボロ安アパートの一室。


 夜になると誰かに見られている。


 たぶん間違いない。


 それも一人ではないような。


 気のせい? いや違う。

 

 今夜もまた。


 奴らがやって来た。


 壁や天井に目、目、目。


 暗い部屋で目だけが光っている!


 そうだ、妖怪事典で見たことがある!


 こいつら目目連だ!


 了

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