第30話 息苦しさ
あなた息苦しい、息苦しい、
めまいがするっていうけれど、
だってあなたって、息止めているもの。
いつも悪魔に平気で座を許して、
息をとめさせられているのよ。
いますぐに悪魔に去れ、と命じなさい。
彼らは勤勉で命令に背くことはないの。
あなたはあなたの座にあって、
ちゃんと息を吐いて吸いなさい。
そして、リズミカルに血液を遊ばせなさい。
で、最高最善の状況を、
ぶつぶつつぶやいたり、
想像して、うふふと微笑んでいなさい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます