第2話 愛を長持ちさせる方法
どんなに好きな人も
一緒にいすぎると、うっとおしくなる。
悲しいけれど、殺したくもなる。
まるで狭い水槽に詰め込まれた金魚みたい。
酸素も、餌も、少なくて、
相手がフンをする。
出ていけよ、
さもなくば食ってやろうか?
そんな感じになるの。
じゃあどうしたらいいの?
性がある。
素晴らしい性の世界が、
相手を許せる理由になる。
性が終わったら?
食う?
出ていく?
あのね、
あなたは金魚なの?
ヒトよね?
毎日自分がリフレッシュするの。
毎日、毎朝、自分が生まれ変わるのよ。
新しい自分で新しい人生を生きるの。
そうしたら、飽きることはないの。
だって、人間は自分が一番可愛いのだもの、
鏡の中の自分が大好きならば、
新鮮な考えできらきらしていたならば、
それだけでハッピーなんだもの。
他人のことは、どうでもいいの。
殺したかった夫のことも、
きっとこう思える。
『そばにいてくれてありがとう。
お互いに幸せでいましょうよ』
なんて。
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