[供養]怪文書

探究者

来々懇想録

暖かな風が頬を撫でる


ガサリガサリと落ち葉を踏み歩く


上を目指し、一歩一歩


ザワリザワリと木々が囁く


意識は希薄、さりとて澄み渡る


凍った風が肌を舐める


ゴロゴロと唸りを上げる空


視界は明瞭、遠くの暗雲を見遣る


ポツリポツリと雨粒が肌を叩く


来たれ来たれと腕を開く


寒々しい風が身体を包む


ピシャリと鳴り響く雷の音


意思は明瞭、来たれ来たれと想う


バラバラと雨粒が身体を濡らす


さあさあ、祭り祀りの始まりだ

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