第14話 お部屋探し

この病院に勤務し始めて半年は経つが肝心な梅野さんとは単なる同僚としての関係でしかない。お互いの連絡先も知っているが梅野さんからの連絡は全て業務連絡だ。なぜもっと誘ったり雑談をしてくれないと若干の憤りを覚えた。もっと愛する梅野さんの事を知りたい!その一心でSNSに掲載されている自宅と思われる写真の位置情報を探ろうとしたが流石にSNSにアップする前に位置情報は消えていた。自宅で撮った写真を注意深く観察すると梅野さんの黒目に窓の外の風景がぼんやり映っていた。目に写った風景の中にはうちの病院の北側が映っていたつまり梅野さんの自宅は病院の北側だそして自宅のすぐ前に道路がありそこにファミレスが映っていた。

地図アプリで調べるとそれらしきマンションが写っていた。

オフの日にそのマンションの前をジョギングしてる振りをして郵便受けの名前を確認すると203号室梅野となっていた。

よし!自宅特定!

そのマンションは二階建てで屋上に排気ダクトが見えたそこから侵入すれば浴室上から梅野さんの自宅に侵入できる可能性がある。

梅野さんが夜勤でおれが日勤で翌日がオフの日に侵入を試みる事にした。

来週の木曜日が丁度そのシフトだ。

目標は二つ梅野さんの使用済みのパンティーとブラジャーを手に入れる事と可能な限りの小型隠しカメラを仕掛ける事

ネット通販のお急ぎ便で小型隠しカメラを幾つか購入し工具一式と懐中電灯をリュックに詰めてその日を待った。


第十五話に続く

※この話はフィクションです。実在の人物団体とは関係ありません。

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