【第16話】

時は、8月5日の早朝5時頃であった。


場所は、名古屋大須の南大津通りにあるファミマにて…


この時、ホステスとドーハンの男が来店した。


ホステスと一緒に来た男は、ゆういちろうであった。


もめ事の原因は、ホステスがゆういちろう以外の男の客と一緒にドーハン出勤をしたことにゆういちろうが腹を立てた。


ホステスの左の目の下に大きなアザがついてた。


ホステスは、ゆういちろうにグーで顔を殴られて負傷した。


ホステスとゆういちろうは、怒鳴り声をあげて言い合った。


「ケーサツ呼ぶわよ!!アタシの顔にケガを負わせたから、こらえへん!!」

「ふざけるな!!」


ゆういちろうとホステスは、買い物中もひどい怒鳴り合いの大ゲンカを続けた。


この日、ゆういちろうは課長から札幌へ行ってほしいと頼まれていた。


この時間、ゆういちろうは中部国際空港セントレアくうこうに行く予定であった。


始発の千歳空港行ちとせいきの゙全日空機の搭乗手続きをしないと乗ることができない…


遅くても、12時半までに札幌市内にあるホテルに到着しなければならない…


思い切りブチ切れていたゆういちろうは課長から頼まれたことをコロッと忘れたようだ。


それが原因で深刻なトラブルが発生した。


深刻なトラブルは、午後1時前に発生した。


ところ変わって、札幌市内のホテルにて…


この時、取引先の会社の社長さんが大阪にいる課長に電話をかけた。


知らせを聞いた課長は、のたうち回った。


さらにその上に、深刻な事件が発生した。


オンゾウシがいる控室に出刃包丁を持った男が侵入した…


オンゾウシが出刃包丁を持った男にズタズタにり裂かれた…


それによりオンゾウシが死亡した…


オンゾウシをり裂いた男は、花嫁さんの幼なじみの彼だった。


出刃包丁を持った男は、結婚披露宴ひろうえんじょうで出刃包丁をふりまわしながら暴れ回った。


披露宴に出席していたオンゾウシの側の親族たちに多数の死傷者が出た。


出刃包丁を持った男は、事件を起したあと逃走した。


このために、結婚披露宴ひろうえんはオジャンになった。


またところ変わって、小坂本町にあるあやみ夫婦が暮らしている家にて…


あやみは、ダイソンのスティッククリーナーを使ってそうじをしていた。


そこへ、重朝しげともがつらそうな声であやみに声をかけた。


「あやみ。」

「何よぅ。」

「あやみ、今夜職場の新入りさん3人を家に連れてくるから…」

「また!?」

「なんだよあやみ!!オレはその言い方が気に入らないのだよ!!」


重朝しげともが言うた言葉を聞いたあやみは、怒った声で言うた。


「あなたこそなによ!!あなたは家族と職場の人たちとどっちが大事よ!!」

「家族も大事だよ!!」

「家族もとはなによ!!それと、うちはマージャン店じゃないのよ!!マージャンがしたいのであればマージャン店へ行きなさいよ!!」

「マージャン店が混むかもしれないからうちに呼ぶのだよ!!」

「ふざけるな!!あんたのギャンブル狂いは亡義父おとうさまにそっくりよ!!酒をのめばそこなしになるのも亡義父おとうさまにそっくりだし…よその家の人妻おくさまを事件を犯したことはおじいのそっくりだからなお悪いわよ!!」

「なんだと!!亡祖父じいじの悪口まで言うのか!!」

「やかましい!!あんたのおじいがマロだからなお悪いのよ!!」

亡祖父じいじは貴族院を3期務めていたからえらいのだ!!」

「やかましいマロジジイのクソマゴ!!」

「なんだと!!ぶっ殺してやる!!」


思い切りブチ切れたあやみと重朝しげともは、ドカバキの大ゲンカを繰り広げた。


さて、その頃であった。


ゆういちろうは、職場の事務所にいた。


ゆういちろうは、デスクとロッカーに入っている私物を全部取り取り出したあと大型のスーツケースに入れた。


その後、大型のスーツケースを持って会計の事務所へ行った。


ゆういちろうは、会計の金庫をこじ開けたあと現金4000万円を抜き取った。


他に、職場の互助会の口座の通帳と次長が使っている小切手と課長が使っている小切手などを抜き取った。


その挙げ句に、ゆういちろうは倉庫に保管されていた高価な部品類を盗んだ。


帳簿に大穴をあけたゆういちろうは、金銭の大部分と私物が入っている大型のスーツケースを持って工場から出た。


その後、行方不明になった。


その一方であった。


ゆういちろうの姉夫婦は、ゆういちろうを待ち続けていたが、限度が来たようだ。


とくに義兄は、ここ2〜3日の間イライラキリキリしていた。


いつになったら引き継ぎが完了するのだ…


これ以上待つことはできない…


この時、よしえとしゅうさくはゆういちろうの姉夫婦の家で暮らして行くことに限度が来たようだ。


これ以上、義姉夫婦の家にいることはできない…


しゅうさくとアタシは…


来た場所を…


間違えたみたい…

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