27時の白昼夢 2024.9.17

掛けられている手は

古い記憶と相似形をしていて

喉は今の方が細くて

青息は緩く形をとって

涙液の止まらないのは

痛むからで

上下する胸骨は

穏やかに見える

今日の夜は

冷える

夢はまだ冴えて

僕は

遠い意識と裏腹に

激しい心拍を湛えている

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