Annihilation〜陣取りゲームの勝者になる〜

水瀬 若葉

第1話 選定

“純白”その言葉が似合う空間だった。 


あたり全体は白く、まばらにあるどこまで伸びてるのかわからない大理石でできたような柱、奥行きのわからない地平線の如く広がっている舗装された白い空間だ、ここにいるのは私だけではなく、他の一般人というか、人達もいた。


ただ数が普通じゃない10,20,100,1000パットまでは数えられないほどの人々がいた。


私と同様かなり混乱しているようだ。


(ここはどこだ?朝からの記憶がない、、めっちゃ白い、そして広い、あの人たちも同じなのだろうか?)


私“達”が混乱していると、突然脳に直接語りかけてくるような声が聞こえた。


—こんにちは、ゲームをしないかい?


—私はこの世界の管理者、そして君たちはこの世界で選ばれた選定者だ、君たちにはこれからダンジョンという名の国を作って、この世界を統一してほしい。


—国家としてどのような方針をとってもいい、独裁だろうが、民主だろうが、共産だろうがね


—これはゲームなのだからステータスが存在する。当たり前だね、君たちは一人だけサポーターを得る事ができ、その子と政治をしてもらう。あっ、戦争も政治だからね?


—そして、このゲームの基本内容だ、このゲームではダンジョンに人々がはいって攻撃してくる、君たちはそれを受け流しながら、他のダンジョンに攻撃をして、ダンジョンの最奥にあるダンジョンコアをとってもらう、するとそのダンジョンは貴方の支配領域になって貴方の国家の一部となる。


—以上これを持ってこのゲームの説明を終了とする。

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