第188話 あとがき(27)

「お前等二人は、そんなくだらないことを尋ねなくても、俺が命懸けで守らないといけないのは織田信長ではなく。お前等二人と、築山のお腹にいる子……。そして今川家の大黒柱と奥方さま……。家臣団と岡崎衆だ! そして領内の民達だ! だからお前等二人は、次期にお天下さま! 鎌倉さまになる! 俺の妃で、この日の本の女王陛下になるのだから、主に黙ってついてこい! 今度こそ俺が必ず守ってやるから、信じてついてこい! わかったな!?」


 俺は二人の奥方さまへと再度愛の告白と天下取りの野望! 俺が鎌倉さま! 征夷大将軍さまになる! 


 だから女房は旦那さまに黙ってついてこい! と俺は亭主関白を装いながら告げ。俺の知る未来通りに、日の本の首都を西の京都から東への東京へと移動させるのだ! と決意をした。


 だから俺はお母ちゃん二人にこれでいいかな? と、もう拗ねたりしないか? と、俺自身もプンプンと拗ねる行為を辞めて二人のお母ちゃんのことをチラ見して確認をしてみた。


「フン! まあ、いいでしょう~。今回はこれで許してさしあげましょう~。今日はめでたい日……。殿の元服と烏帽子の儀もありましたから。それとわらわと築山と殿との三人のめでたい日……。祝言の日ですから、殿の件は許してさしあげましょう……。それでいいですよね、築山~?}



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