人情と情景
背中に感じる貴方の面影
振り返るかぎり明日は来ない
其れを刻みながら
今日の夕陽に頭を下げる
ありがとうと残して
哀しみの旋律に戻っていく
何が正しいかではなく
何をもって、自らの人生を謳歌したいのか
正解なんて唯の散り
諦めてから始まる、ラストスパート。
もうすぐ燃やさないといけない写真がある
此の恋の軌跡は終焉へと向かう。
夏の蝉が五月蝿い程、刹那に問うのは
立証する生花の在り方
相手を否定したところで
自分が傷つくだけ
自分を肯定したところで
貴方を妨げるだけ
不図したときに気づくのは
そう…今でも燃やせない写真がある
ヒカリか何かに見えた
こういう兆しを睨み
「あなたって、自由ね」…心底傷つく
子供たちのはしゃぐ音に
あの時は無邪気だったと切なくなる
そうやって大人になった
僕に映るのは
残酷に満ちたモノトーンな世界
典型的に大抵の波じゃ
他人に追いつけない
ギクシャクしたこころを
優しく包むのは
ボクが愛する、携わった者への
空っぽの黄色い溝
第3チャクラは枯渇して
緑色に奏でる
何時までも相手に優しくありたいと
キズが疼く
行き止まりは
水無月-ミライの欠片を乗せて 篠木 肇 @tadanokazuki
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