綴り書き

客観的に映りゆく姿を見れば

確かに滑稽だった

飽くまで自分の幸せを描いたエピソード

時より見せる笑顔が辛かった

果てしなく続く分岐点と崖の道

なるほど。それでもまた分岐点

近頃、泣いてなかったっけ

絶えず延びる時間

なんとしても繋ぎ留めたいhappy-end

誰のモノでもないさ

朽ちていく運命さだめもなんとなく許される

とっくに降参です

導かれし、言の葉に今や何に想い馳せる?

其の綴った殴り書きに意味など総て

吐き気するほど酸素吸って

またしても朝の輝き

足りないものは補えばいい

そしてまたメビウスの輪

時間軸を無視して生と死の狭間を行き交い

電子パネルに写る乱反射した文字に

どんどん狂っていく

『貴方って都合がいいわね』

そう、都合のいい時だけ思い出して

過去に浸っているんだ

泪の模様に藍色の光が今宵明けることを思い出す

思い出をミライに乗せて

月日は過ぎるのに背丈は伸びない

目に見えるものしか追えない以上

完璧なんて存在しない

コップに入った日本酒が

ふざけた氷で薄くなっていく

先祖に捧げた饅頭に手を添えてとってみたけど

甘すぎて、「そんなに世間甘くねぇよ」って

辛いと泣き叫ぶ夜明けの少女に

初めて産まれた逢魔が時の生命に

そうそう。そろそろ

貴方はエンドロールです。

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