書く習慣(水無月)
百瀬
「季節外れのキャロル」(梅雨)
「君の思うままに演奏するといい」
教授は鍵盤に指を置き、最初の一小節を弾き始める。少女も弓を構え、追うように弦を爪弾く。
軽やかな旋律は徐々に盛り上がりを見せ、ついに彼女が動く。ヴァイオリンが踊り出て、優雅に主旋律を勤め上げる。伴奏に徹するピアノも、繊細さを増して寄り添い続ける。
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