第40話 混雑した廊下から

先生が旧2組全員分のクラスを発表し終わり、各々が新クラスへ移動するため、いそいそと立ち上がっていく。

ちょうどその頃、他2クラスもクラスを発表し終わったみたいで、渋谷のスクランブル交差点といい勝負で廊下が混雑しているのが見えた。


私は教室の移動はないから、先生が黒板に貼った座席表を見に行った。

それを見ればクラスメイトは全員分かるんだけど、人がたくさんいるからとりあえず自分の席だけ見つけたら一旦席に向かう。


すると、廊下から2組の教室へ向かってくる武中夢乃たけなかゆめのを発見。

スクールバッグを右肩に掛けて、明らかにテンションが低い感じでダルそうに教室に入ってきた。

私たち4人はそんなゆめのに口々に話しかけた。


4人「ゆめの/ゆめのさん/ゆめのちゃんも2組なの!?」

ゆめの「…そうだよぉ あれ、まさか4人とも2組なの?」

4人「そうだよ~!!」

ゆみ「ゆめのちゃんも2組か~!」

私「いいね~」

すみだん「ゆめのちゃんと同じクラス初だ~!!」

ひさめさん「やったね~^^」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る