第25話 ずっと4人で

パレードが終わり、もう1つ空いてるアトラクションに乗ったら、楽しかった時間ももう終わり。

電車に乗って、降りていくみんなを見送り、1人になる。

と言ってもゆみの最寄り駅は隣だからすぐ私も降りる。


こんなに4人で一緒にいたのは初めてだった。

もっとずっと一緒にいたいと思った。

自分の家族はあまり好きじゃないから、経済面さえどうにかなれば、今にでもこの4人でシェアハウス始めたいくらい笑



別の時に、ゆみとのデニーズでのお昼中にした会話。


ゆみ「私が1番君たちへの愛強いと思う!」

私「いーや、それはどうだろう...!」


ほんとはここに

「表現するの下手だから分かりづらいかもしれないけど私思ったより君たちへの愛強いよ??」

と言おうとしたんだけど、タイミング逃しちゃった笑


でもそういう言葉が出てくるくらい、私たち4人は出会うべきして出会った4人なんだと思う。


私がひさめさんに惹かれたのも、きっと運命。




-----------------------


顔見知りの人すらいない所に友だちと行くと、必然的に話すことは多くなるし、一旦離れて合流した時の安心した笑顔がいつもより輝いて見える。

新しい所に行くと、友だちの新しい顔を見られる。


だから私は、みんなで遊びに行くのが大好きだった。



幸せだった。



ここに嘘なんて無い、そう思おうとしてた。


-----------------------

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る