特別になりたいと願った僕は、生き返ったら魔女になっていた。~男のままで
まるまるくまぐま
第1話 死亡、そして蘇る。
「€£©:'(¶√πפ‰℉¥§¢£‹»‡†↲↵↱↦↶」
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耳に入ってくる理解不能な言語。
混濁した意識の中、僕はゆっくりと瞼を開く。
眩しい…開いた瞼を一度閉じ、もう一度開く。そんなことを繰り返していた。要はまばたきです。
ぼんやりとした意識の中、僕は徐々に思い出す。
2023年6月15日、僕こと、
そう、死んだのだ。
じゃあここはどこだ?天国?
白い天井を見つめながらゆっくりと首を動かす。
「〈⁇〈§[↦↦¥¤‰」
「№°‥…©℉®‹€÷¢/†¶…×」
全く分からない言葉のする方に頭が向く。
「¡¡¿¥№‡†…‰‼※⁇√™」
「¿®¤〈¢®÷№√/¶」
真剣な面持ちで会話をしていた2人の女性が僕が目覚めたことに気付き近づいてくる。
「∆°℉¥‼※¤¢π」
2人の内の1人、青白く痩せ細った不健康そうな女性が僕に向かいそう言う。
「ア、アイドントスピークイングリッシュ…」
多分英語じゃないと思うけど、とりあえずそう答える。英語は世界共通語だから多分通じる筈。僕?僕は英語なんか分からないよ。だって日本人だもの。
「カタコト英語…学力がそもそも足りてないのね、可哀想に…しかし、なるほど…目覚めただけで力はないのね…」
不健康そうな女性は僕に憐れみの目を向けそう興味深そうに呟く。
「に、日本語!!」
聞き馴染んだ言語(それしか知らないけど)に驚く僕。
「2ヶ月死んでた割に元気ね…もう一回死ねばいいのに…」
そんな僕に、不健康そうな女性はゴミを見る目で呟く。
あれぇ?僕何かしましたか?てか、僕、2ヶ月死んでたんですか!?
「ただでさえ男なんか汚らわしいのに、あんな最低の死に方をしたゴミ以下のカスが…」
ギリッ、と僕を睨み、不健康そうな女性は言う。
「僕、なにか悪いことしましたっけ…?」
ダラダラと冷や汗を流し僕は問う。
いや、思い出してるんですけどね。僕の死因。でも、あれは僕は悪くない。もうひとりの僕が勝手に暴走しただけなのだから。
「穢らわしい…」
唾を吐くように言い捨て、僕に謎の棒を向ける不健康そうな女性。
何か分からないけど、ヤバい気がする。
具体的に言えば、もう一回死にそうな感じがする。
そんな死への恐怖に怯える僕。
「シェナ…そのへんにしておけ…」
もうひとりの女性が不健康そうな女性をとめる。
「ヴェネーラ様…ですが、私は貴女様の為にっ!!」
「分かってる。しかし、仕方ない。これは私の咎…贖罪…」
そう首のチョーカーを撫でながら呟く女性。
透き通る様な白い肌、輝き、光を放つ様に波打つ黄金の髪。
「…」
言葉を失う程の美貌。
「小僧、大変不本意だが、お前は今日から私の弟子だ。」
そして何より。
「おっぱいが凄い…」
凄い爆乳だった。
「やっぱ殺処分しますね。」
シェナさんがおっぱい様に微笑み、僕に殺気を向けた。
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