第2回カクヨム短歌・俳句コンテスト俳句の部【二十句】

さくや子

初恋

初恋に憧れあるの女子の夢


十二歳初恋をまだ知りません


恋バナで話し振られて悲しいわ


きらきらで楽しい話ししたいのよ


十三で気になる人ができました


久しぶりすごく可愛く見えたのよ


友達に恋ってどんな?聞いてみる


十四で芽生えましたの初恋に


はじめてで持て余しちゃうこの気持ち


十三で気になっていた人ですの


その人は六つ年上二十歳なの


恋バナで気恥ずかしくてはぐらかす


十五歳まだ好きですわあの人を


年間で一、二回しか会えないの


遠距離でもっと会いたい好きなヒト


思い切って文通しましょ言ってみる


嬉しいわ手紙来るたび舞い上がる


恋バナで言ってしまうの好きな人


十六の少女は儚く散りゆくわ


最期に思う言えばよかった『好きです』と

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