第78話無自覚系とレベル45
朝飯を、食べるため食堂の席に着くと、綺麗なメイドさんが料理を運んできてくれる。
柔らかい白パンと、海鮮サラダと俺の大好きな野菜たっぷりのポトフだった。
「国王陛下、ザインさんとノクトさんの講義。大変ありがとうございました」
「よいよい、其方らのこれから旅の手助けになればと思い。おせっかいを焼いたまでじゃが魔族は。今迄戦ってきた魔物より強いぞ心してかかれ」
「ハッ その教え心にとめて戦う事にしますが。今回はお忍びで王妃様や王子様や王女様に。会えなかったのが残念でなりません」
「馬鹿な事を、言うではないわ王妃や王子は良いが王女はならんぞ。無自覚系もて男子に触れさせてなるものか」
(ご主人様に、王女が惚れてしまうことを。恐れているんですよ)
馬鹿な事を、俺は持てない男子の代表のようなものだぞ、そんなこととがあるわけないじゃないか。
(それは、前世の事だし今は背も伸びて身長177センチで。結構整った顔だしモテてもおかしくないんないんですよ。前も彼女だっていたじゃないですか)
そりゃ、彼女が特別に性格が良く出来ていて、俺のようなものでも拾ってもらったようなもんだ。
(これだから、無自覚系もて男子と言われるんですよ。ご主人様は女性にも優しかったし性格もよかったから。拾ってもらえたんですよ)
「国王陛下、私フランが使命の帰りにでも王城に寄ることがあっても。王女様には近寄らせないように取り計らいさせますので御安心を」
「おおフランが、おるのなら心配ないなそやつの手綱を。しっかり握っておるのじゃぞ」
「なんで、フランに手綱を握られなきゃならんのですか」
〖フランの気持ちにまだ気づかないのですか〗
「鈍感じゃな」
「鈍感だよ」
「鈍感だね」
「だって、フランは長命じゃなきゃ結婚できないって言ってたし仙人たちのように。生殖行為を無くして長命なっても結婚できないだろ」
「アームよ、仙人になる以外ににも難しいが。長命になる方法が1つある」
「ノクトさん、それは時が来たら私が言って聞かせます」
「そうだな、今はまだ早いかもな何れ。フランが言ってやると良い」
なんか、長命になれる手があるみたいだけど、フランが時が来たら話してくれるみたいだから、今は聞くまいと思ったがそうなると、急にフランを異性として意識してしまう。
「国王陛下、それではこれにて出発しますので。お世話になりました」
丁寧に、国王とザインさんとノクトさんに挨拶をして、王城を後にしてとりあえず皆と相談して、冒険者ギルドに向かう事にした。
バトルホースの、ドルンガと幌馬車を王都冒険者ギルドの、馬車置き場のギルド職員に預ける。
ギルド掲示板から、前にウサミナ受付嬢さんに勧められた、レッドブル討伐書を10枚剝がして、生息地が南東にあるとのことなので、南の門番にギルドカードを見せて現地に向かう。
「リョウが先頭で索敵、ライラとドムが前衛でフランとマリアが中衛で。俺がしんがりの後衛で進む」
(5頭の群れ、レッドブルを見つけました風下から近づきます)
「レッドブルが、いるようなのでライラが引き付けて確実に倒す」
「突進力が、今までの魔物より強いのでライラは。3頭引き付けてくれれば良い」
「5頭いるので、3頭をライラが挑発で引き付けて右端かから。ライラつぎドムつぎフランの順で繰り返し倒す」
「残り2頭は、リョウの挑発からの高速攪乱とマリアのプロテクションで。足止めしてくれ」
「マリアは、事前に俺とドムとライラに攻撃力上昇と。防御力上昇のバフをくれると嬉しい」
了解と、皆から返事が返ってきた。
「3頭を倒したら、2頭をライラが挑発して引き付けてくれ」
「それを、俺とライラとドムとフランで倒す」
ライラが何度か、レッドドブルの攻撃がかすりダメージを受けたが、マリアがヒール飛ばしてくれて直してくれた。
40頭を倒したところで、フランは魔力温存のためマリアと素材解体やると言ったし、ドムは斧を交換してくると言っていったん下がったが。
ドムは自分のアイテム袋(中)に入っている、交換用の斧を装備してすぐに戦闘に戻ってきて、ライラは自分のアイテム袋(中)で剣を交換している。
60頭を倒したところで、俺とドムとライラも素材の解体に加わる事にするが、10頭だけ自分達の食用にしたいと言うので皆で狩る事にした。
なんか、強い敵のはずなのに簡単に狩れた気がするが、ザインさんとノクトさんの5日間の、講義をうけたせいかとも思う。
そして、全員がレベル45に上がった。
心の中でステータスオープンと念じる。
【名 前】 アーム
【種 族】 人間
【年 齢】 18歳
【職 業】 魔法剣士&ティマー
【レベル】 45
【体 力】 2700
【魔 力】 1800
【攻撃力】 2025
【防御力】 2025
【機動力】 1800
【スキル】 アイテムボックス(中) 鑑定(初級) 翻訳 テイマーレベル3
アルパ流剣術レベル4 女神アルナの加護
解体レベル4 調理レベル2 気力レベル4 索敵レベル3
火魔法 レベル1
水魔法 レベル4
生活魔法 火 水
アルパ流剣術が、とうとうレベル4になったのが素直に嬉しい、ザインさんの講義のおかげかと思う、気力もレベル4になってるし、強くなってきているんだと実感がわく。
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