北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)のレトリック V.3.1

@MasatoHiraguri

第1話 レトリックで知る国民性(欧米VS中国・北朝鮮)

  レトリックとは、①修辞法。修辞学。②修辞。美辞。巧言(広辞苑 第七版 (C)2018 株式会社岩波書店)ということですが、要は、ひとつの事実・事象・行動を説明するのに、どういう物の言い方・説明の仕方をするか、ということ。


  今回、北朝鮮・政治局員・金与正氏の談話を知り、彼女のストレートなものの考え方・胸のすくような論法(考え方が直線的で・言葉に嘘や飾り気がなく、論旨のごまかしやすり替えがない)に感動した私は、2021年の中国VS米国の会談における、やはり、中国人による胸のすくような明快でストレートな論法を思い出しました。


○ 「汚物を拾って嫌な気持ちになってみろ…何十倍で対応」北朝鮮・金与正氏

   https://news.livedoor.com/article/detail/26503862/」2024年5月30日


○ 「米中天津会談、中国猛攻に「バイデン・習近平会談」言及できず―それでも習近平との近さを自慢するバイデン」

  遠藤誉 中国問題グローバル研究所所長、筑波大学名誉教授、理学博士

  2021年7月29日


欧米人(の政治家やビジネスマン、言論人)とは、何を言うにも「持って回った言いまわし、奥歯に物の挟まったような物の言い方」をしますが、彼らはそれをレトリックという学問にして大学で教えています。政治学や経済学と同じく「ものの言い方」までをも武器にし、商売にしている。ですから、大卒といった高学歴の人間ほど、そういうものの言い方をしたり、人間性そのものがレトリック的(ごまかし)という人が多いのです。

一方、中国人というのは古来より、文学作品(詩や散文・歌劇)においては、思いっきり文学的表現・情緒的表出を楽しむことのできる(白髪三千丈なんていう表現)民族ですが、政治や経済、法律や科学といった分野では、修辞や美辞麗句といった言葉の虚飾を徹底的に廃した、ありのままの記述や数字に基づいた正確な表現をする(のでわかりやすい → 人民網日本語版)。

私は、2021年7月29日にネットで拝見した遠藤誉女史の論文「米中天津会談、中国猛攻に・・・」で、初めて、現代中国人のストレートで明快な論理・論法に感心し、以後、ネット上で読むことのできる「人民網日本語版」という新聞を通して、中国人の、ものの考え方(理性・知性・感性)を学ばせて戴いております。

日常の報道に氾濫する欧米的・ごまかし的レトリック(修辞・巧言)に慣れ(洗脳され)、虚構世界で「幸せに」生きるか、それとも、日々、何らかの不愉快な目に遭っても真実を見て生きるか。

こればかりは、個人の好み・生き方の問題ですが、私は私の見る「中国人の血の濃さ・存在感」に鑑み、彼らの人間性の源泉ともいえる中国古典籍を、在来種純粋日本人の心の拠り所である日本昔話と合わせ、自身の羅針盤にしています。

もはやリタイアの身、今さら虚飾の世界で金儲けだの無縁の私。

気取った言辞や、格好つけたレトリックなんて不要、というか、今まで通り、正直にストレートなものの見方・考え方で残りの人生を歩むことで来世が見えてくると考えています。

で、たとえ今の時勢にそぐわずとも、

○ (人民網日本語版に見る)中国大好き

○ 北朝鮮の金与正氏大好き。

なぜなら、彼らのものの見方・考え方とは、私にとってmake sense(筋が通る・意味をなす・よくわかる・もっともである)だから。

もちろん、人民網日本語版に書かれた「中国に都合のいいこと」ばかりを見ている、金与正氏のごくごく一部の話を知っているだけ、つまり、「群盲象を撫(な)でる」と言われてもしかたありません。

しかし、私たち日本人は毎日マスコミから、韓国脳政治屋たちの奇妙きてれつな言行が正しい、という麻薬に侵されている・洗脳されている・押しつけられているようなもの。

韓国脳政府広報やマスコミが選んだ、自分たちに都合のいいニュースばかり。

そうでれあれば、何が正しいのかなんて、結局は個人の好みで決めるしかないのです。

2024年6月1日

V.1.1

平栗雅人

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