第14話 二人のトレス

VOY S1-14 第14話


邦題:二人のトレス


原題:Faces


あらすじ……パリス、トレス、ダーストの3人は、上陸活動中、ヴィディア人に捕まってしまった。そしてトレスは、生体実験で、クリンゴン人と地球人の、2つの体に分解されてしまう。2人のトレスはどうなるのか?


コメント

ヴィディア人は不治の病フェイチにおかされ、遺伝的な免疫を持つクリンゴンの遺伝子を持つトレスを欲していたのでした。

「キミは我々の希望なのだ」

勝手な論理だな。


はじめはクリンゴンであることに違和感のあったトレスですが、

実験台にされているうちに自分の種族に誇りを持つようになります。

ヴィディア人は純粋にそれをよろこんじゃう。

なんてヤツラだ。


地球人トレスは、過去の自分を語りはじめます。

植民星で仲間はずれにあい、ついに父に捨てられたこと。

自分がクリンゴンだからだと思ったこと。

地球人になりたかった……


そんなわけで、恐るべき状況に怯えるベラナ。

「勇気があるのと怖いもの知らずとは違う。恐怖を乗り越えるのが本物の勇気だ」

と彼女の肩を抱いて慰めるパリス。

内心は、熱い情熱があるんです。


そんな地球人トレスとクリンゴン人トレスの対立は、

まるでジキルとハイドみたいで面白いです。

自分のイヤな面を直視して認め、受け容れるのは

人によっては難しい面もありますが

ふたりのトレスは勇気がありますね。


地球人トレス

「わたしも、覚悟を決めなければならないのね。

一生、彼女と生きていく覚悟を」


涙ながらにつぶやく彼女にかける言葉もないチャコティ。

自分とはなにか、がわかったとしても

ちょっと苦いこともあるんだなと思った

今日のVOYでした。

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