第23話

時は、8月29日の朝10時過ぎであった。


場所は、那須黒羽(栃木県)にあるゴルフ場にて…


この日、親会社の社長さんと知人のやくざの親分と茨城県警けんけいの本部長がゴルフ場にやって来た。


社長さんとやくざの親分と茨城県警けんけいの本部長が乗っているネイビーのポンテアックシボレーが正面玄関前で到着した。


事件は、この時に発生した。


「ワーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!」


武装した下請け会社の従業員さんたちが叫び声をあげながらなだれ込んだ。


(ドスンドスンドスンドスン…ガシャーン!!)


武装した従業員さんたちは、ポンテアックシボレーを破壊力の強いハンマーで破壊した。


その後、車の中にいた親会社の社長さんとヤクザ組織の組長とナンバーツーの男を引っぱり出した。


(ババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババ!!グォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!)


若い従業員さんたちは、チェーンソーを使って親会社の社長とヤクザの親分と茨城県警けんけいの本部長の首を切断した。


その後、若い従業員さんたちは現場から逃走した。


午前11時35分頃であった。


ラジオ・テレビの番組がすべて臨時ニュースに変わった。


栃木県のゴルフ場で発生したテロ事件で親会社の社長とヤクザの親分と茨城県警けんけいの本部長が武装したテロリストによって殺されたことが報じられた。


同時に、東京池袋にある親会社の本社の業務全般がストップした。


栃木県のゴルフ場で大規模なテロ事件が発生する少し前だった。


関東地方一帯と山梨県と静岡県にある親会社の工場の全従業員さんたちが武装した状態で大規模なストライキを起した。


彼らは、集会をしたあと親会社へ向けて出発した。


親会社に到着したあと、ゴルフ場でテロを起した従業員かれらと合流する予定である。


そして…


午後2時50分頃…


親会社の本社が血みどろの戦場と化した。


「テンチュウ!!」

「テンチュウ!!」


(ズダダダダダダダダ!!ズダダダダダダダダ!!)


武装した工場の従業員さんたちが、マシンガンを乱射しながら親会社の本社ビルに侵入した。


「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」


親会社の従業員さんたちが叫び声をあげながら逃げまわった。


武装した従業員さんたちは、逃げ回っている親会社の男性従業員さんたちを次々と銃で撃ち殺した。


女性従業員さんたちは、武装した従業員さんたちから強姦されたあと殺された。


深夜11時55分頃、武装した従業員さんたちは親会社の旗をボールから引きずり下ろした。


変わって、マゼンタレッドで恐ろしい死神のイラストが書かれたわけのわからない旗があがった。


武装した従業員さんたちは、『おれたちは勝ったゾ!!』とさけんだ。


その後、武装した従業員さんたちは大声で意味不明の言葉をならべた歌を歌いながら勝利をよろこんだ。


その頃、警察庁は武装した従業員さんたちを反逆罪とテロ容疑で逮捕状を発行すると発表した。


ドロ沼の戦争は、終わる見通しが立たなくなった。

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