私は、誰もが羨む美人。

私が街を歩けば、誰もが振り返る。

世界は私を中心に回っている！

・・・というほど、私は美人である。

でも、こんな字ばっかりで私の写真が映らなければ、私の魅力、顔の良さがわからないわよね・・・

！じゃあ、あなたが今思う一番キレイだと思う芸能人、もしくは俳優、アイドルを思い浮かべてみて！・・・思い浮かべた？じゃあ、その思い浮かべた人物の１００倍かわいいのが私！どう、想像できたかな？

こんな私は今日は少し高いファッションセンターに行くことにした。

でも、私には最近困っていることがある。

髪がボサボサで、老けている女が私をつけているの。

誰か、助けて・・・！

私は小走りで行こうとしていたファッションセンターのウィンドーに近づいた。

ガラスに、私の顔が映る。

「・・・！？」

ガラスに映っている顔は、つきまとう女そのものだった。

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