変な板

 お前はいつも 板を触っている

 私のことを無視して 板を見つめる


 見えてないのか?

 この私が この世界が


 お前が板を触るとき

 邪魔をしてやる


 私を見ろ 私を相手しろ

 もっと私を触れ もっと私と遊べ


 いつもより愛らしい声で鳴いてやったぞ

 なのに なぜ その板を私に向ける?


 お前の手は 私の頭を撫でておけ

 仕方ないけど 勘違いはするな


 どうして板を見て 笑っている?

 どうして板を手放さない?

 どうすれば私を構ってくれる?

 

 変な板 変な板

 いつか壊してやるんだから



   NEKO

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