第12話
寺院の外に出た香織たちは、一息つく間もなく、新たな敵が接近しているのを察知する。遠くの森の中から武装した一団がこちらに向かってくるのが見えた。
「こんなに早く次の敵が来るとは…」
香織が息を切らしながら言う。
「どうやら、俺たちの試練はまだ終わっていないようだな。」
涼介が不敵に笑う。
「全員、戦闘準備を整えましょう。ここで一気に片付けるわ。」
シャドウのリーダーが冷静に指示を出す。
---
香織たちは急いで防衛ラインを構築する。俊介は再びドローンを起動させ、敵の動きを監視し始める。
「彼らは四方から攻めてくる。ドローンで位置を把握して対処しよう。」
俊介がモニターを見つめながら言う。
「了解。みんな、配置につけ!」
香織が指示を出す。
涼介は、寺院の入口近くに陣取り、突撃してくる敵に備える。
「今回は俺の華麗な技を見せてやる!」
---
敵が寺院の前に現れると、香織たちは一斉に攻撃を開始する。涼介は素早く動き、敵の攻撃をかわしながら反撃する。彼の動きはまるでダンスのように優雅だ。
「おいおい、そんな動きで倒れるのかよ!」
涼介が敵に挑発する。
「涼介、冗談は後にして!」
香織が笑いながらも真剣に言う。
シャドウの三姉妹も、息の合った連携で次々と敵を打ち倒していく。リーダーは俊敏に動きながら、双子の妹たちと共に敵の攻撃を無効化する。
「私たちを甘く見ないで。」
シャドウのリーダーが冷静に言い放つ。
---
俊介はドローンを巧みに操り、空中からの支援を行う。ドローンから放たれる閃光が敵の視界を奪い、その隙に香織たちが攻撃を加える。
「このドローン、まるで俺の第三の目だな。」
俊介が自信満々に言う。
「その目、もう少し有効に使ってくれると助かるわ!」
涼介が冗談めかして返す。
---
香織は戦いの中で、周囲の地形を利用して敵を封じ込める策を考える。
「この崖を利用すれば、敵を追い詰められるはず。」
涼介が香織の考えに同意し、
「よし、その作戦でいこう!」と応じる。
香織たちは巧妙に動き、敵を崖際に追い詰めることに成功する。最後の一撃で敵のリーダーを倒し、全ての脅威を排除する。
---
全ての敵を倒した香織たちは、ようやく安堵の表情を浮かべる。寺院の周囲は静寂に包まれ、エターナル・ジェムの輝きが再び穏やかに光を放っている。
「やったわね。これでジェムは守られた。」
香織が微笑む。
「全員、無事で何よりだ。」
涼介が仲間たちを見回す。
「次の冒険に備えて、今はしっかり休もう。」
シャドウのリーダーが提案する。
---
香織たちは寺院の前で一息つくが、遠くから新たな影が現れる。それは彼らの次なる挑戦を予感させるものだった。
「まだ終わりじゃないわね。次の敵が来る前に、準備を整えましょう。」
香織が決意を新たにする。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます