第2話 世界のひみつ


ぼく「ねえ、ジャッカルさん!」

ジャッカルさん「なんだい?」


ぼく「昨日テレビで見たんだけれど、古代文明って、まだ謎が多いんだって!現代の技術では再現できない建物もあるみたい。なんだかロマンがあるよね!」


ジャッカルさん「ふふ、そうだね。…ところで君は、この世界の仕組みを考えた事あるかい?」


ぼく「世界の仕組み…?そんな難しそうなこと、考えたことないなあ」


ジャッカルさん「ぼくは、時々思うんだ。この世界は大きな円でできていて、渦の様に回っているんじゃないかって…」


ぼく「…うず?円?どうゆうこと?」


ジャッカルさん「例えば、その古代文明。それは今の僕たちの時間軸では過去かもしれない。けれど、時間が大きな円で繋がっているとしたら、未来でもあるんだ」


ぼく「えっと…、つまり、、時間はぐるぐる回っているっていうこと?」


ジャッカルさん「そうだね。実際にどうかは分からない。けれど、時間がループしているとしたら、それはまたロマンじゃないかな?」


ぼく「なんだか、SFの世界みたいだね」


ジャッカルさん「そうだね。でも、実際に流行だって回ってくるだろう?地球だって、大きな丸だ。宇宙の形だって、円状なんじゃないかって説もあるんだ」


ぼく「なんだか、円って、身近に沢山あるんだね。でも、ちょっと壮大すぎるなあ」


ジャッカルさん「ふふ、そうだね。さあ、コーヒーができたよ。」


ぼく「ありがとう!…あ」


ジャッカルさん「どうしたんだい?」


ぼく「このコーヒーカップも、上からみると円形だ!」


ジャッカルさん「ふふ」

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