第6話

「痛っ」


義妹に足を蹴られる。


義妹は完全に俺が襲ったと信じて居る。


ちなみに義妹の元の親は吸血鬼で、俺はたまに血をあげたりして居た。


「さっさと、血をよこせ」


妹はその体質のせいで外に出ることは出来ない。だから俺の血を飲むことは必須なんだけど、俺が冤罪になってから血を飲むのが嫌々、生きるために必死に飲む感じになった。


前は感謝しながら飲んでくれたけど、


「はい」


これも実はかなり痛い。


こんな俺を嫌って居る義妹だけど、流石に放っておくことはできない。放置=死だから。


「・・・ふん、ほんと、最低やろうの血なんかなんで飲まないといけないのよ」


もう幾ら言っても信じてくれないし、もう今更信じて貰おうと思わないから俺は否定をやめた。


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