秋の星々(140字小説コンテスト2024)テーマ「長」
ほしおさなえ主催・文芸創作コミュニティ『hoshi boshi』
秋の星々(140字小説コンテスト2024)
テーマ「長」の漢字を使った140字小説
(1)
閻魔大王は疲れてるのか僕の罪状を一瞥すると、パチンと指を鳴らした。僕は小鬼からダーツを渡される。的には「霊長類輪廻チャレンジ」と書かれていた。できればゴリラを狙いたいが円の5度くらいしかない。270度は「人間」で少しガッカリ。
ぐるんぐるんと回り出した的に向かって、ええいままよ!
(2)
ベランダから不法侵入してきた宇宙人は「イカゲソくんです」と名乗った。ニョロニョロと動く長〜い吸盤付き触手は十本。淡白く半透明な身体に、大きな黒い瞳。確かに巨大イカだ。地球を侵略に来たらしい。
僕はしばし悩んだ後、今日研ぎから戻ってきた刺身包丁を鞄から取り出す。僕は板前なので。
(3)
フライパンにごま油を多めにひく。しばし待つ。熱くなったところで短冊切りにした長芋を投入した。美味しそうな焼き目がつきますように、と願いながら。最後にシチリア産の岩塩をゴリゴリ、パセリをパラリ。
先月イタリアに行った母は、今月はトルクメニスタンに行くという。親は元気で留守が良い。
<応募感想>
今回は全部、予選落ちでした。んー。本当に厳しいなぁ。
通過する時としない時、全然わからない……。
毎回通過している方達の作品を読んでもっと研究しないといけないですね……。
ぬーん。
言の葉140字文芸:死んだ青い(背景の白い)鳥文庫 笹 慎 @sasa_makoto_2022
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