弔い
高台にある、塔に登った。籠いっぱいに輝く星々を腕に抱えて。お父さん、お母さん、友達……輝きを閉じ込められた星々は、静かに身を寄せ合っている。塔の一番上に着くと、星々を紺碧で塗りたくった夜空へ放った。まばらに舞い、遠く、離れていく。身内の星々が輝く姿を、いつまでも、見つめていた。
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