第4話

教室でどうやら、春が優に話してかけてしまって優が切れたらしい。

「俺はなぁ、春。一生消えない傷がついたんだよ。お前のせいで」


そうだな、心の傷は消えないな。分かるよ。


俺は物理的にもあるが、


「お前にはわからないだろうな、ゴミと言われた続けて気持ちが」


そうだよな、嫌だよな。


俺はゴミとしか呼ばれてなかったけどなぁ、


「春、俺はお前のことが好きだったのに」


突然の告白、大丈夫かな夏さんは、あ、泣きそう。春さんもだけど、


「そんな、そんな」


いや、みんな知ってたよ。


あー、最悪なシチュエーション


「お前がせめて、春が信じてくれたら俺は告白していたのに」


あー、なにもしかして春さんも告白してたの?


それで、冤罪でキレてこれ??


うわぁー、勿体な、俺なら余裕で許すわ。


だってそりゃ、大切な幼馴染が冤罪で捕まった。それも警察とかちゃんとした人が言うんだから、疑うのは当たり前で、春からしたら裏切られたショックも当然大きい訳で、


つまりどっちも被害者とも、取れるのに


「あー、本当に残念だよ」


つか、どうしよう。これもし春さんが告白してなかったから、優はただの


「私は、本当はこんな事件がなかったら、修学旅行で告白しようって思ってたのに」


「・・・」


思わず吹きそうになって口を抑えた。どっちだ??どっちなんだ??

それはしてから、本当はあとでしようと思ったのか、

それともまだしてなくて、お互い両思いはわかってますけど的な感じの会話なのか??だとしたら痛い。すごく痛い。


「・・・っ(テレ)か、もう関係ないし」


しかも、少し照れんのかい!!

 

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