貴族の俺は魔力無し。そんな俺がお前達を見返すまで…。
タコツボ
第1話
「ついに生まれたか。さあ、早く魔道計器で魔力を計れ」
周りが慌ただしく動く。
俺の身体に何か冷たい石の様な物が当てられる。
「な、何だこれは!ゴミの同然の魔力じゃないか!」
声の低い男が落胆する。
「我々は四大貴族の一角を担っているのだぞ!なのにこんなゴミを産みおって…」
男に怒りをあらわにする。
「生まれてくる子にそんな事言わないで、あなた」
優しい声の女性が男を諫める。
「黙れ!!私の跡を継ぐ者がこんな出来損ないでは四大貴族からはじからたのも同じ意味だ!!」
「そんな事どうでもいいことです。この子が生まれたのだから」
尚、女性は男に静かに語りかける。
「話にならん!!」
そう言って男は部屋から出ていった。
どうやら俺は転生に失敗したらしい。
「ごめんね、ソーレ。でも落ちこまないで。あなたが生まれてきて私は嬉しいわ」
だが祝福してくれる人も居るらしい。
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