第7話 寝落ちした朝
朝の寒さで僕は目を覚ました。
目を開けると優ちゃんの寝顔があった。
一瞬驚いて声を出しかけたが、優ちゃんがスゥスゥ寝息をたてて寝ていたので頑張ってこらえた。
それにしても何で優ちゃんの顔が僕の上にあるんだ?
そう思いつつ体を起こすと優ちゃんに膝枕をしてもらっていたことに気づいて、嬉しさと同時に昨日の夜のことを思い出し申し訳なさが込み上げてきた。そこで僕は起きて2階にある自分の部屋からブランケットを持ってきて優ちゃんをお姫様抱っこをして横にしてあげようとしたら、優ちゃんが起きてしまった。
「あ、おはよう。ごめんね昨日途中で寝ちゃって」
「全然いいよ。ところで、どうして私は誠に抱き抱えられてるの?」
「横にしてあげようかなと思って」
「ふーん」
「で、どうする?起きる?」
「じゃあ、このまましばらくの間抱き抱えられとく」
「じゃあって...まあいいや。腕に限界来たらおろすからね?」
「いいよ」
僕は優ちゃんを抱き抱えてたったまま左右にゆっくりと揺らした。
すると、眠くなって来たのか徐々に優ちゃんの瞼が閉じていった。それから少しして、優ちゃんの寝息が聞こえて来たので、僕は優ちゃんをソファーに寝かしブランケットをかけて自分の部屋に戻った
さて、朝ご飯どうしよう。優ちゃんを起こすわけにはいかないから、食べるのやめとくか。でも、昼までに起きそうもないんだよね
ってなると、昼ご飯の準備はしとくか。そう思い僕は時計をみたらまだ10時だったのでスマホで動画をみて暇潰しをすることにした
それから、しばらくして11時30分になったので、リビングに静かに降りて昼ご飯の準備をすることにした。ソファーを覗き込むとまだ優ちゃんはまだ寝ていた。だから、起きるまで待つことにした。
それから1時間後優ちゃんが起きた。
その後、僕が作った朝昼兼用のご飯を食べた
「今日は何しよっかなぁ」
「今日は明日の予習しなくていいの?」
「ううっやりたくない」
「でも、また明日から学校の授業ついていけなくなるよ。いいの?」
「それは良くないけど…」
「けど、何?」
「そんなに1日中はやりたくないなって思って」
「別にそんな時間かからないよこんな内容のことやるんだなぁって思いながら教科書見ればいいだけだから」
「じゃあ、問題解かなくていいの?」
「多少は解くけどガッツリは解かないよ。基本問題の所だけ解くだけだからそんなに難しくないし」
「ふーんじゃあやる」
それから2,3時間で明日の予習は終わった
「よし終わった!遊ぶ!」
「今日は何するの?」
「特に何もない優ちゃんは何かしたいことある?」
「ないけど、暇だしどこか出掛けてみる?」
「いいね。行こう」
「じゃあ、10分後玄関で」
そう言って優ちゃんは自分の部屋に戻った
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作者の赤枝楓です。
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