「空々しい咆哮」20240603

厳か。堅牢。絢爛。しかし見た目に反して放たれる咆哮は空々としている。剣を構えた。竜が大きく息を吸う。ブレスがくる。すぐさま後退し剣で攻撃を振り払う。突然竜が倒れた。あっけにとられる。息絶えたようだ。竜は宝物を収集し、蓄える習性があると聞くが、そこにあったのは小柄な竜の亡骸だった。

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