第3話 蛙と契約。
何だか楽しくなってきた私は、蛙のレオンと入れ替わりの契約を交わすことにした。
「でもどうやって?」
「契約の方法は、昔出会った魔女から教わったんだ。蛙の体に慣れるまで、ずっとその魔女が面倒を見てくれてね」ケロロケロ
「魔女?」
「ああ。たぶん通りすがりの魔女だ。彼女がいなかったら、俺は直に蛙の天敵にやられていただろうな」ケロー
「ふーん、現代の日本に魔女がいるんだ。ファンタジーね……」
蛙の王子様だの魔女だので、すっかりファンタジーの世界の住人になってしまった気分の私だ。
「じゃあ、これから俺の言う通りにしてくれ」ケロロ
「どうぞ?」
「まず、無地の白紙と黒のペンを用意する」ケロル
「筆ペンなら、胸ポケットに入れてある」
サインとか直に書けるようにね!
今まで書いたの一ケタですが、何か問題でも?
ぴえん。
「無地の白紙の方はコンビニで空コピーをすればいいな」ケロッロ
「蛙なのに、あったまいいー」
頭に蛙を乗せてコンビニに向かう。
良かった、十円玉あった。
ガッ、フィーン、シュトッ。
コピー機から白紙が出てくる。
「この契約内容で問題ないな」ケロッグ
「うん」
内容をしっかり確かめる。
これは夢だろうか。
頬を
だから、夢じゃなくて現実らしい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます