みづからの小さきことを知るときはいかな讃辞も響かざりけり

【読み】

みづからのちひさきことをしるときはいかなさんじもひびかざりけり


【大意】

自分が小さな存在であることを知るときは、どんなほめ言葉もこころに響かないのであった。


【付記】

いまのわたしは、ほめ言葉を投げかけられても真に受けられないかもしれない。卑小な自分を受け入れるか、偉大になるべく人事を尽くさねばなるまい。


【例句】

菫程な小さき人に生れたし 夏目漱石

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