紗南としての私を変えてくれたのは姉の親友でした2025~京都花園女子高校カルティベートコースのアオハル物語(高1)

@YoshI2608

序章

第1話 紗南という自分

「めっちゃ可愛い感じやね♡」

「ほんまもんのべっぴんさんやで」

京都駅から直結しているホテルグランヴィア京都の4階にある事務所の中にあるフォトスタジオで私は撮影を楽しんでいた。

紗南――。

いつかは女子ファッションモデルを体験してみたいと思っていた時期が、私が小6の頃だった。

元々は聡志という名前で、同じく姉の彩佳ちゃんが私と同じ時期に女装ファッションモデルを始めたという事を聴いた時、その時期は小2だったから簡単には出来るわけがないと思ってたから。

そして、4年が経って私が小6の頃だった時の事だった。

「良かったら『紗南』として女装ファッションモデルから始めてみいひん??」

姉の彩佳ちゃんの友達の真奈美先輩の一言から始まった。

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