第59話 勇者選抜試験終了
魔力の流れを辿れば簡単にボス部屋に到達。
第7階層は、サンダードラゴンだった。
第8階層のボスはエビルドラゴン。
やっぱり、
第9階層はエルダードラゴン。
こいつは
なので本邦初公開、
魔力結晶で作られた
大砲は取り回しが効かないのが普通だが、魔力結晶で作られた大砲はこの限りではない。
火薬代わりの魔力結晶が爆発。
大砲から弾が発射されてエルダードラゴンに突き刺さった。
大砲は一発でお釈迦。
こんなもののそばにいたくない。
エルダードラゴンは体の半分を失っても生きていた。
大した生命力だ。
「さらば、
さあ、次の階層に行こう。
第10階層のボスは、白いドラゴンで、虹色の光を発してた。
神々しいな。
文献にはないドラゴンだ。
ゴッドドラゴンと名付けるか。
ボス部屋の横壁には石の柱が何本も建っていた。
まるで神殿を思わせる。
正面の壁には、太陽が描かれていた。
太陽神なのか。
まさかな。
さてかますぞ。
「
砲弾はゴッドドラゴに当たり、弾かれた。
血の一滴も出ない。
ゴッドドラゴンは砲弾を受けても大したダメージではないらしい。
ちょっといい気になり過ぎていたか。
ゴッドドラゴンから虹色のブレスが吐かれる。
俺は魔力結晶で盾を作った。
盾は削られて薄くなる。
追加で魔力結晶をどんどん継ぎ足す。
やがてブレスがやんだ。
「やられっぱなしじゃないんだよ。
砲弾に爆弾を仕込んだ。
今だ。
発射された砲弾が、ゴッドドラゴンの至近距離で爆発。
火薬代わりの魔力結晶は小指ほどの大きさだ。
なのに砲弾を打ち出すパワーがある。
砲弾の大きさの魔力結晶が爆弾になればどうなるか。
魔力結晶でシェルターを作ったのに、何かがガンガンと当たる。
そして音がしなくなった。
シェルターを解除するとゴッドドラゴンのいた所はクレーターになっていた。
破壊不可能と言われたダンジョンの床がえぐれている。
ゴッドドラゴンは跡形もない。
かなり凄い爆発だったな。
こんなことはもうしない。
危な過ぎる。
ポータルに登録したら帰るか。
ここらが潮時だろう。
今日は期限の一週間だからな。
奥の部屋に行くとポータルとダンジョンコアがあった。
ラスボスだったのかよ。
通りで強いはずだ。
ダンジョンコアは取らない。
またゴッドドラゴンと再戦したい気持ちになったからだ。
俺はまだまだ強くなる。
たぶん、ゴッドドラゴンを瞬殺できるぐらいに。
そう思うことにした。
技とかを整理する。
脳内にエンディングのテーマが流れる。
表に出していい技。
だな。
表に出さないのは。
だな。
呪いは。
だな。
スキルは。
だな。
やりたいことリスト。
死者蘇生、クリア。
インテリジェンスアイテム作成、未達成。
変身、半分。
霧化、半分。
魔力掌打、未達成。
ゴッドドラゴン瞬殺、未達成。
うん、やりたいことリストが埋まってない。
ポータルで出入り口に出ると、大騒ぎになってた。
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