第2話
12月5日
私の部屋の直ぐ側は日夜問わず電車が走っている。
あの箱には沢山の気持ちが詰まっていて、いつか破裂するのではないか、そうでなければいけないなどの思い込みをした方が楽だと誤魔化したり、何処か取り残された気になったりしている。
何も知らない此処に住み二ヶ月。
この街は、弁当屋とスーパーと本屋がある。
自動車を持っていない私はそれ以上の距離を行くのに勇気がいる。始めたばかりの他人暮らしに最近はごめんなさいしか言えずごめんんあさい考えが纏まらず不安と心配が前倒しで身体が上手く動かないでもきっとそれは私が内にいるからなんですごめんなさきみがいなくなってからそれがわたしにとっていちばんかなしいだからあきてきえたりしないで
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます