第2話

12月5日


私の部屋の直ぐ側は日夜問わず電車が走っている。

あの箱には沢山の気持ちが詰まっていて、いつか破裂するのではないか、そうでなければいけないなどの思い込みをした方が楽だと誤魔化したり、何処か取り残された気になったりしている。


何も知らない此処に住み二ヶ月。

この街は、弁当屋とスーパーと本屋がある。

自動車を持っていない私はそれ以上の距離を行くのに勇気がいる。始めたばかりの他人暮らしに最近はごめんなさいしか言えずごめんんあさい考えが纏まらず不安と心配が前倒しで身体が上手く動かないでもきっとそれは私が内にいるからなんですごめんなさきみがいなくなってからそれがわたしにとっていちばんかなしいだからあきてきえたりしないで

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