カリスマ
平林 祐
はじめに
私は、社会は実力のある人が回しているわけではないと考えている。
なぜなら、学校や、バイト先でリーダーを務め、周りから一目置かれていたような存在の大半が、教訓や偉人の言葉などに影響を受け、それを多用して話すような中身の薄い人間で、噂話に敏感で、声が大きくて、恋愛経験が豊富で、根拠のない自信を持っているような人であったように感じるからである。
このような人たちが、実力のある人をこき使い、回っているのが社会であると思う。
もちろん、カリスマの人を動かす力は必要不可欠なものであるし、それが、才能だけでなく努力をして得たものであるということは理解している。
だが、私のような、自分の実力を高めるための努力を怠らずに生きてきたような人間がこの事実に気が付いてしまうと、これから先も同じように生きていくことが、馬鹿馬鹿しくてしょうがなく思えてしまう。
私はカリスマを目指そうと思う。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます