第24話 ナンバープレート

 「伊藤君!女将さんの手を見て来てくれないか?」と萩原は頼んだ。


「してた!してた!美登里さんは、結婚指輪左手にしてた!」と伊藤は慌て戻ってくる。

萩原は、また額に指を当てた。

「と言うことは、卓君のネックレスの指輪は、お父さんのものではないかな?でも何故?あんなに憎んでいるお父さんの指輪を持ってて、また隠した!何でだ?」と一人事のように語る。


 テレビからニュースが流れる。


「今朝、70代男性が自分の息子を殺して埋めたと出頭しましたが、捜査の結果、身元不明の遺体の歯型と出頭した男性の息子とは、歯型が一致しませんでした、なを重要参考人であったスナック経営者、加藤愛も出頭した模様です」

萩原は驚き考える‥「埋まっていた遺体は、卓君のお父さんではない⁈‥指輪を卓くんに渡してにげたのか?いや‥」


 『死体は、もう一つ埋まっている!』 


 スーパーカー刑事、綾小路は、加藤愛を取り調べべ、加藤愛が話す矛盾点に気づく! 

加藤愛は、綾小路のセリフを聞いて観念したかのように瞳を閉じた。


 『もう一つ埋まってる⁈』

美代達は、萩原の推理に驚き、声を上げた。

萩原は「シー!聞こえちゃうよ!」と皆に指を口にし当てジェスチャーする?

「あー!」と勝也が大声をだす。

「何だよ!」と伊藤が勝也を制す。

「スナック愛からハガキ一枚持って来てた!」

萩原は、「何でそんな大事なこと忘れる〜である!」と勝也がポケットから出したハガキを奪う!


 上山満雄様


バイクの定期点検の時期がまいりました

無料の定期点検を、ご案内致します。


対象車 ヤマハ XJ400

ナンバー 徳島 す 3279


と書いてある。

6人は顔を、見合わせ庭に停まってあったバイクに走る!


 徳島 す 3279


「これ!そのバイクじゃない!」と6人は驚く。


「そのバイクどうかしたのか?」と男達に囲まれる

 川井源太郎達であった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る