第2話

カズ「優、聞いてたぞ。お前の彼女取られたんだな」


「・・・」


彼女ない。


カズ「はぁー、お前なんかと仲良くしてくれる、そして付き合ってくれるやつなんて今後の人生の中で彼女だけ・・・元カノだけだったのになぁ」


「・・・」


ふぅー、そして、優は思い出す。


________


春さんは俺の近くにいる時は


『アンタ、さっさとノート貸しなさいよ』


『アンタ、みたいななのでもご飯は美味しいから貰うね』


『あ、手が滑った。流石にごめん、これ今度洗って返すから』


あの時の貸したタオル今だに帰ってないんだよな。


このように、俺をパシリにしか思ってなくて


_____


みんなといる時は


『え、なんであんなゴミみたいのいるかって?あんなのでも彼氏だからね』


最初聞いた時はビビったけど


『え、本当だと思った??な訳ないじゃん』


とすぐに撤回し、



また別な日に


『彼氏だよ。一応、あれでも、きもいよね』


『彼氏だよ。良いところ一つもないけど』


と言っていた。


と俺の前では決して彼女とは言わずに、パシリにしり何故かみんなの前では俺を彼氏にして叩きたいのかよくわからないのである。

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