第10話

あはは、本当になんで俺はこんなにも馬鹿だったんだろう。


全く今までの俺はアニメやフィギュアなんかに囚われて、全くあんなゴミじゃなくて現実がいるじゃないか


 「優、良かった。もう部屋から出てこないんじゃない・・・かと」


「・・・??んどうしたの?お姉ちゃん?」


「いや、その思ったより、アンタが元気だから・・・大丈夫かな・・・と思って」


「あはは、大丈夫だよ。俺は真に目覚めたからね。」


「・・・目覚めた??」


「そう、お姉ちゃんたちのいう通り、あんなのとはもう卒業したからもう要らないよ」


「・・・えっだって、大切な形見なんじゃ」


「のんのん。過去に囚われてたらダメだよ。さぁせっかくならこれから」


 義姉、義妹もだが、優のあり得ない程の変化を感じている。


 まるで、人が変わったかのように・・・


 優は元から基本は大人しく、盛り上がるタイプじゃなくて寄り添うタイプだった。



 完全に今の優はノリがおかしい。何より、あんな泣くほど大切だった形見をそんなゴミって


 

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