義家族に俺の大切なオタクグッズを捨てられて、心が壊れた。

激 辛

第1話

俺は俺なりに頑張ってきた、つもりだった。


勉強も学年ではトップだし、ほぼ毎日バイトもしている。


かなり努力していたと思う。


だけど、義家族(義姉や義妹、義母)はゴミやクズ、最近はキモオタと呼ぶようになっていた。


義姉「・・・キモオタ。さっさとそのフィギュア捨てられたら?」


「・・・捨てたくない」


これは自分のお金で買っている。捨てさせる権利なんてない。


義妹「本当にこんなのが、兄なんて義理でもすごく嫌だ」


 そんなこと言われても・・・これは趣味だし


義母「はぁ、夫がこんなの認めさえしなければね」


出来れば、それだけは辞めて欲しい、お父さんは何も悪くない。




この家で唯一の俺の趣味を認めてくれるのは血の繋がった父で、俺のことを唯一褒めてくれたり、どこかに連れて行ってくれる。


「・・・」


お父さん早く帰ってこないかな


_________


「ねぇ、やっぱりお兄ちゃんのオタクグッズ捨てたほうがいいよ」


「でも、夫は良いって言ってるし」


「でも、このままだと優は、ダメになっちゃうよ」


「・・・それもそうだけど」


______


 思い返すと、昔は義家族とも仲が良くて楽しかった。


 けど、あの時・・・俺が事故にあってから変わってしまった。


 なんでだろう。俺は完全に被害者だったのに、なんで俺が悪く言われるんだろう


________


ある日・・・お父さんが亡くなった。


 事故にあってしまった。


 とても、悲しかった。俺のことを唯一の肉親だし、理解者だったから


 

_____

 そして、親戚の葬式から帰って来た瞬間、俺には更なる絶望が待っていた。


 全てのオタクグッズが捨てられていた。



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