(4)夢のあとさき


(長い長い夢を見ている

いつ終わるとも知れない夢を) 


キラキラ光る思い出たちよ 

それはまるで宝石のようで      


風が風鈴 チリンと鳴らす

浮雲ながれる 縁側にひとり                     


トンボを追いかけ 走った土手よ

夕陽は今でも美しいままか?


あの子がほしい 花いちもんめ

もういいかい? まぁだだよ・・


紙飛行機は飛んだ   

僕の思いをのせたまま    

高い空へと どこまでも 

はるか彼方へ どこまでも   


ユラユラ揺れる追憶たちよ

それはまるで陽炎のようで


時の速さを気にかけながら

レトロなゲームを楽しんでいる


難しいことは分からないけれど

優しい気持ちを失くさぬようにと


鬼さん こちら 手のなるほうへ   

もういいかい? まぁだだよ・・ 


夜行列車は走る

僕の気持ちをのせたまま

遠くの街へと どこまでも

スピード上げて どこまでも








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